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サカヲタ。
小学生からサッカーを愛して今に至る。
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んがー また負けた。
今回はコンササポの友人の方たちとの観戦会。

―ダイジェスト―
前戦の反省を受けて、どのような布陣にしてくるかが注目だったが、スタメンはこんなだった。
第4節スタメン

右サイドバックに今季初スタメンの芳賀が入り、征也が1列前へ。ダニルソンは本来のボランチへ戻った。前の試合の甲府同様、湘南が3トップの布陣だったからだと思われる。

 前半1分、上里が相手をケツでぶっ飛ばしてボールを奪い、強烈なミドルシュート。彼が「フィジカルが弱い」といわれていた頃がウソのようだ。成長を感じる。このシュートで流れは札幌へ。しかし、前半7分、中盤でのハイボールを上里と、前から走って戻ってきたキリノがともにヘディングへ。お互い頭を強打する。2人とも出血、担架で外へ運ばれる。そして2人とも負傷交代。いきなり2つも交代枠を使ってしまう結果となる。というわけでこのようなメンバーになる。
第4節メイン

 精神的動揺もあったのか、2人が居なくなってからしばらくの間札幌はあまり攻撃が出来ず、湘南がペースを握るものの、決定的なチャンスは作らせない。逆に20分過ぎから再び札幌がペースを握り始め、なんども両サイドからクロスが上がる。この試合の両サイドの突破、クロスまでの動きは素晴らしいものであったが、中央の宮澤にボールが合わない。また宮澤以外の選手が中になかなか入って来ないので、シュートには結びつかない。しかし、セカンドボールを全く湘南に拾わせないので、常に札幌が主導権を握る。23分、芳賀からクライトン、そしてクライトンのクロス。飛び込んだのは西!しかし完璧なダイビングヘッドは湘南GK野澤が見事に反応して弾き出す。その後も札幌が両サイドから積極的にチャンスを作るが、しっかりと中を固める湘南DFにシュートが打てない。逆にカウンターで逆襲を食らい、38分、アジエル、阿部とつながれ田原。しかしこれはGK佐藤優也がナイスセーブ。今度は札幌の逆襲、43分にクライトンがサイドを上がってきた西嶋を使い、西嶋がマイナスのクロスを入れて宮澤のシュート、しかしゴールの上へ行ってしまう。結局押し気味で試合を進めながら0-0で前半を終える。

 後半も札幌ペースで始まる。開始直後、クライトンから右サイドを駆け上がってきた藤田へ。藤田がシュートも、また上へ。51分にはクライトンから左サイドの砂川、後ろへ戻して西嶋がクロス。これは湘南DFに当たるものの、この跳ね返りを砂川がダイレクトで中へ上げる。再びドフリーで飛び込んだのは西!しかし、またもや湘南GK野澤がスーパーセーブでゴールを割らせない。52分にはダニルソンが自ら持ち込んで「メデジンターン」から左足のミドル、しかし上へ。53分には藤田が右サイドを突破し、グラウンダーのクロス。砂川が詰めるも湘南DFが体を張って守りシュートは打てず。

 札幌は攻撃の手を緩めない。65分には砂川が左サイドでボールを受け、切り替えしてシュートも上へ。68分には宮澤が西嶋からのフィードに飛び出し、同じく飛び出してきた砂川へ、砂川は切り替えしてDFをかわし、中にグラウンダーのクロスを送るもクライトンは湘南DFにつぶされ、藤田にもわずかに合わない。
 湘南は数少ないマイボールから、カウンターで攻撃を仕掛け、トゥットがシュートを打つがゴール上へ。70分にはトゥットのスルーパスから阿部が抜け出すが、優也がすばらしい飛び出しでゴールを守る。

 しかし札幌はまだ猛攻を仕掛ける。73分には右サイドの藤田が圧倒的なスピードで突破すると、中へクロス。相手に当たるもダニルソンがミドルシュート。相手に当たってものをもう一度奪い取り再びシュート。しかし野澤がセーブ。
その後も藤田が幾度となく右サイドをすばらしいスピードで突破して質の高いクロスを上げるが、中に人が2人くらいしか居ない。

 すると、80分頃から徐々にオープンな展開となっていき、湘南もチャンスをつかみ始める。78分にはトゥットが、81分には永田がシュートを打つが、いずれも外れる。札幌はダニルソンに替えて横野を入れ、より前がかりになり、藤田、砂川、クライトンらがパスを供給するものの、中のDFにあたるなどしてしまいシュートまで持ち込めない。
 決定機をたくさん作りながら得点が入らないと、相手にビッグチャンスが行くことはサッカーの常。ロスタイムにアジエルがすばらしいスルーパスをだし、湘南MF中村が飛び出す。前がかりになっていた札幌DFはついていくことができず、優也と1対1に。今日はなんどとなく未然にピンチを防いできた佐藤優也も、さすがにこれを止めることは出来なかった。湘南が後半ロスタイムに先制する。

 結局、ワンチャンスを生かした湘南が勝利。札幌は痛い連敗となった。
スタッツはこちら

―採点(コンサ以外は目立った選手のみ。10段階評価で5.0が平均、0.5点ごと)―
先発
GK佐藤 5.5…当たっていた。大きな判断ミスもなく、失点はノーチャンスだった。
DF芳賀 5.5…無難に右サイドバックをこなした、もっと上がってくればもっと良かったが。
DFチョウ 5.0…失点シーン以外は悪いところ無し。特別よくもなかったが、相変わらず落ち着いている。
DF吉弘 5.0…普通だった。ほとんど目立たず、失点シーンのみか。
DF西嶋 4.5…攻守に良く動いたが、守備は振り切られるシーンが多かったし、クロスの精度もよくなかった。
MFダニルソン 5.5…これまでの4試合で一番良かったかもしれない。よくボールに絡んだ。相変わらずややパスが弱い。
MF上里 採点無し…出場短く採点できない。素晴らしいミドルあり。
MF西 5.5…決定的なチャンスを2度阻まれてしまったが、飛び込んできたことを評価したい
MFクライトン 5.5…相変わらずのキープ力。この諸刃の剣をどう生かせるかはチームしだいではないだろうか。
MF藤田 6.0…最初から最後までキレキレ。素晴らしい働きだった
FWキリノ 採点無し…出場短く採点できない。怪我するまで目だったとは言いがたい。

途中交代
MF砂川 5.5…前半はあまりよくなかったが、後半はとても良かった。切り返しはやはり名人芸。
FW宮澤 4.0…動き自体は悪くはなかったと思うが、周囲とかみ合わないことが多かったのでは。得点が欲しいところ。
FW横野 採点無し…出場時間短く採点できない。ガムシャラさは伝わった。

その他
湘南GK野澤 7.0…間違いなくMOM。決定的なピンチを何度も防ぐ。
湘南MF中村 6.5…起用に応えた得点、見事。
湘南MFアジエル 6.5…やはり一番怖かった。すばらしいスルーパス。

―戦評―
 課題は得点力不足である。札幌のスタッツを見てもらえばわかるが、シュート、CK共に相手より多い。いかに相手を押し込み、攻めているかの何よりの証拠である。しかし、サッカーは最終的に得点しなければ勝てないのだ。これだけ攻めて得点が4試合3点、1試合1点を下回るペースでは厳しい。

 得点力不足という意味で、一番の課題はやはりセットプレーであろう。2007年を考えてもわかるが、CK、FKから点が取れれば非常に楽になれる。4試合連続でCKを10本以上とっておきながら、CKからの得点は鳥栖戦のキリノのゴール、わずかに1。はっきり言ってこのCKの本数ならば1試合1点CKから取っていてもおかしくない数字である。やはり曽田、箕輪、中山の離脱、池内の戦力外は痛いといわざるを得ない。クライトンのキックももう少し工夫があってもいいはずである、いつも中にふんわりとしたボールしか入ってこない。
 
 もう1つは、ペナルティーエリア内に飛び込んでくる選手が少ないことである。この日札幌の大チャンスは2回、いずれも西大伍が飛び込んでヘディングしたものであるが、もっともっとこういう形が欲しい。大伍にせよ、ダニルソンにせよ、上里にせよ、あるいは砂川、藤田も、もっとPA内に飛び込んで点を取る意識が欲しいところである。今のままではいいクロスを上げても、中に居る選手が少ないので、よほどピンポイントであわせられなければ…ということになってしまう。前半なども攻めている時間の割にはシュートが少ないのである。
 
 押し込む→得点が取れない→前がかりになる→点が取れない→カウンター食らう→失点 という悪循環になってしまっている。押し込むことが出来る分だけ去年よりマシなのではあるが。この日は中2日でありながら守備も完全に安定していたのに、せっかくの良い試合内容がこの結果では浮かばれない。

なにより、一番問題なのは、結果が出ないことでチームが自信をなくしてしまうことである。いい試合をしているし、もう少し連携がかみ合ってくれば流れの中からも点が取れていくようには思える。試合の進め方自体は変えずに、ディテールの部分を修正していくことを望みたい。
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