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非常に長い間、更新を滞らせてしまいました。
この間に1回PCが壊れ、修理に出し、戻ってきたのがゴールデンウィーク中で、その間に試合が大量に進行しており、ちょっと萎えてしまったのでPCが戻ってきてから2週間は更新していないというのが正しいところです。

このサボった期間中の試合はおいおい書いていくとして、とりあえず直近の15節ホーム岐阜戦を書いておきたいと思います。

―ダイジェスト―
スポーツバーにて観戦。
ここまで8戦負けなしの札幌であるが、前節3-1という圧倒的有利な状態からあっというまに引き分けに持ち込まれるという非常に情けない戦いぶりをしてしまっている。ここで「格下」のFC岐阜相手にしっかりと勝ち星を取って、再び軌道に乗りたいところ。
そういう意味では勝つだけではなく、内容も問われる試合となる。FC岐阜としては前節岡山に4-0で快勝した流れを維持するための戦いである。

というわけで、札幌のスタメンは最近のベストメンバー、以下のとおり。


試合は序盤から地力に勝る札幌が押し込む、予想通りの展開。いきなりクライトン、キリノのホットラインからキリノがミドルシュート。その後もクライトンを中心に、両サイドからクロスを上げる展開、さらに後ろからダニルソンがミドルシュートを放つなど、完全に試合を支配する。しかし、FC岐阜のDF陣が深い守備位置を取っていたこともあって、なかなかゴールをこじ開けることが出来ずにいた。

一方の岐阜はチャンスらしいチャンスを作れない、といっても正確に言えば、自分たちで自滅していた。もちろん、札幌が圧倒的にボールを支配しており、それだけでもチャンスは限られていたのだが、さらに岐阜はビルドアップのパスや、ラストパスの前のパスあたりでのミスが非常に目立った。
例えばサイドを崩そうとするときのワンツーなどで技術的なミスをしてボールを札幌に取られ、カウンターを食らっていた。クロスまで行けば、あるいはシュートまで行けば、セットプレーなどのチャンスが得られるかもしれないのに、非常にもったいなかったと思う。

まあ、そんな岐阜の攻撃にも助けられていたものの、依然試合は0-0。この調子で試合が進んだら、なんとなくいやな予感がするなあ、とちょっと思い始めていた28分、試合が動いた。札幌がゴール左35mくらいの遠い位置でFKを獲得。クライトンが蹴ったボールは、ピンポイントで西嶋の頭へ、そしてゴール!GKと競り合いながら決めた西嶋もすばらしいが、クライトンのキック精度もすばらしい。嫌な感じを払拭する得点で札幌が先制。

その後はやや岐阜のボール保持率が上がるものの、依然岐阜はチャンスらしいチャンスなく、逆に37分、右サイドをオーバーラップした西嶋が少し中に切れ込んで左足でクロスを上げると、キリノが飛び込んでヘディング!しかしこれは惜しくもポストをはじいてゴールラインを割る。43分にはまたしてもクライトンからキリノへのホットラインでキリノがシュートするも、これもゴール上へ外れる。結局1-0で前半終了。

こうなると、課題は追加点と、失点をしないこと。特に前半は圧倒的な試合展開だったにもかかわらず、1点しか取れなかった。そして、今の札幌に1点を守りきるサッカーは出来ない。追加点を取りながら、守備が集中して0点に抑える必要があった。

しかし、その「追加点」という課題は後半開始直後にあっさり解決する。西嶋が右サイドでクライトンへスルーパス。クライトンがドリブルしてクロスを上げるも、それは逆サイドへ流れてしまう。ボールを拾った岡本は、得意のトリッキーなドリブルでペナルティーエリアに切れ込んで右足でシュートを放つと、ボールはポストの内側に当たってゴールへ吸い込まれた。2-0。
さらに58分にはクライトンからダニルソン、ダニルソンがクロスを上げてキリノがヘッドするも、これはゴール上へ外れる。

相変わらずボールを高い位置で奪い取れる札幌は、65分、上里とクライトンが挟み込んでボールを奪うと、クライトンが左サイドを疾走。同時に上里も右サイドを懸命に走る。クライトンからのため息の出るような美しいクロスに走りこんできた上里が不器用に右足であわせると、ボールはゴールに吸い込まれて、3-0。札幌が3点リードを奪う。

3点リードして気持ちが緩むのが札幌の悪い癖、しかしその悪い癖は直らない。直後、クライトンのパスをカットされ早いボール回しで中央を突破されるが、ギリギリでシュートをDFが防ぐ。73分にはゴール前でFKを与えてしまい、片桐がすばらしいシュートを放つも、ポストに救われる。
もちろん前がかりになっている岐阜の裏には大きなスペースがあり、これを快速FWキリノが見逃すはずがない。直後の74分にはクリアボールをそのままゴール前までもって行き、シュートを放つもゴール左へ外れる。

一方の岐阜も75分に札幌DFの連携ミスからボールをドリブルしたFW西川がシュートを放つも荒谷の守るゴールを割れない。78分、岡本に代わって入った砂川が前線にスルーパスを送るとキリノが快速を飛ばして再び突破するも、シュートを打つために切り返したところで相手DFが返って来てシュートは打てず。80分には砂川、上里とつないでクライトンがミドルシュートを放つが、これはゴール右へ外れる。ロスタイム、岐阜が片桐のFKからフリーでヘディングをあわせるものの、これはゴール左へそれ、結局3-0でそのまま試合終了。札幌は9戦負けなしで5位浮上した。

スタッツはこちら

―採点(コンサ以外は目立った選手のみ。10段階評価で5.0が平均、0.5点ごと)―
先発
GK荒谷 6.0…特に目立つほどのピンチはなかったが、終始安定してプレーしていた。
DF西嶋 7.0…得点のほかにも、よくチャンスに絡んでいた。守備でも決定的なチャンスを体を張って阻止するなど素晴らしかった。
DFチョウ 6.0…終始安定してプレーしていた。しっかりと相手のFWをつぶしていた。
DF吉弘 6.0…1度だけ荒谷との連携ミスがあったが、あとはまったく危なげなかった。
DF西 6.0…逆サイドの西嶋が目立っていたこともありそれほど目立たなかったが、時折良いオーバーラップからチャンスを作った。
MFダニルソン 6.5…当初とはまったく違う、すばらしいプレーをするようになった。中盤で相手をつぶしながら、自分も攻撃参加できる。
MF上里 6.5…最近疲れていたが、この試合ではそこそこの働きを見せた。ゴールで+0.5点。慣れない右足で頑張った。
MF藤田 5.5…体はキレていると思うし、実際スピードで相手をぶち抜く場面は見られるのだが、その先のクロスの精度が良くない。
MF岡本 7.0…2点目は素晴らしかった。今後もあのようなプレーを期待したいし、やってくれると思う。
MFクライトン 7.0…ここ数試合のクライトンはまさに無敵、と言ってもいい。3点目のアシストはネ申。
FWキリノ 5.5…動きは良かったし、たくさんシュートを打ったが、精度を欠いた。ただ連携は試合ごとにどんどんよくなっている。

控え
MF砂川 5.5…岡本に比べると攻撃面で大きな役割をしたとは言いがたい。無難にプレーした。
FW宮澤 -…出場時間が短く、採点できない。
FW上原 -…出場時間が短く、採点できない。


―戦評―
9戦負けなし、一時は16位まで落ちた順位も、5位まで浮上し、さらに上位の背中も見えてきた。
しかし結果だけ見ればパーフェクトなこのゲームも、まだまだ相手に救われているところはたくさんある。3点リードした後思いっきり守備がゆるくなるなど、内容はパーフェクトとは言いがたい。
ただ、結果は出始めているし、チームとしてどういうサッカーをするのかも再びしっかりと見えてきたと思う。あとは、技術的なところをもっともっと良くしていかなければならないし、この試合で出来たことを次に継続していかなければいけない。良かった試合は次に続けてこそ意味がある。
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うーむ。波に乗れない。
更新が遅くなってしまった。2回下書きしたのに全部消えてしまったので気持ちが少々萎えてしまったのであるが。

―ダイジェスト―

岡山へは深夜バスで行った。寝れなかったが、まあ問題はない。
というわけで朝8時、ついたぞ大都会岡山。


うどんを食べた。うまい。


桃太郎スタジアムまでの道のりにこんなものが張ってあって、なんかうれしい。


ってわけで桃スタ。そこそこ見やすい。


今節のスタメンはこんなん。

 前半1分、いきなり札幌のチャンス。クライトンがドリブルで持ち上がり、右サイドの藤田へ、藤田が丁寧にグラウンダーで折り返し、クライトンがスルーして後ろから走りこんできた大伍!しかし、惜しくも左へ外れる。決めろよ大伍!5分には上里のCKから西嶋!しかしこれもゴール上へ。
 岡山も反撃。7分、右サイドから吉弘がクリアしたこぼれ球を喜山が左足でダイレクトボレー。これもゴールの上へ外れる。

 ここから試合はお互いの中盤での蹴りあいになってくる。4試合でわずかに2失点の岡山(しかも失点したのは1試合で残りは全部スコアレスドロー)、今年は中盤で積極的にプレスをかけ、試合をグダグダにすることによって失点を減らしている。札幌が仕掛けようとし、岡山がクリアしようとする展開であるのは間違いないのであるが、とにかく前線までボールが行かない状態が続く。ペースは札幌が握っているとはいえ、岡山の形。

 こういう試合で得点を取るために重要になるのはセットプレー、もしくは個の力である。この日の札幌は、個の力でこのグダグダを打破した。21分、ゴール前のこぼれ球を上里が拾い、左足一閃!ドライブのかかったミドルシュートを放つ。これが見事にゴールに突き刺さって札幌が先制。

 先制した札幌だが、相変わらず自分たちのサッカーが出来ない。まあそれでも1点先制しているのは札幌。そのままグダグダではあったものの、前半を終える。

後半もチャンスを作り始めたのは札幌。2分と5分に前半開始直後のような形(クライトン→藤田→クライトン)でチャンスを2度作るが、どちらもクライトンが決めきれず。すると、なぜか札幌の足がここから止まってしまう。本当に、上から見ていても歯がゆいくらい誰も走っていない状態。岡山はまだ動けているのに、なぜパタリと全員足が止まったのかはわからないが、とにかく止まっている。

岡山はここから反撃に出る。特に後半投入された小林が、岡山の右サイドで起点となり、ペースを握り始める。65分には岡山の右コーナーキックから植田が頭で合わせるが、これはGK佐藤がセーブ。しかし68分、岡山の右サイドからのクロスに西野が頭であわせ、岡山が同点に追いつく。このとき芳賀のところには2人も岡山の選手がいた。これではやられるのも仕方ない。

その後も岡山がペースを握り、西野、妹尾、小林らがシュートを放つが、札幌のDFもさすがに集中し体を張って守る。結局そのまま試合終了。
1-1、札幌にとっては負けたような気分の引き分けだった。

―採点(コンサ以外は目立った選手のみ。10段階評価で5.0が平均、0.5点ごと)―

先発
GK佐藤 5.5…失点シーンはノーチャンス。
DF芳賀 5.0…よく集中していたとは思うが。
DFチョウ 5.5…落ち着いて守っていた。決定的なチャンスを体を張って防いだ。
DF吉弘 5.5…相手の突破をスライディングタックルでとめたシーンは見事だった。
DF西嶋 5.0…目立ちはしなかったが、守備だけではなく攻撃にも良く出てきていたように思う。
MFダニルソン 5.0…彼がいなくなると失点するということは、守備では実は効いているのかも知れない。ただパスミスの多さは変わらず。
MF上里 5.5…すばらしいミドルシュート。あれは止められない。
MF藤田 6.0…今札幌で一番キレていると思う。右サイドでなんどもチャンスを作っている。
MFクライトン 5.5…決定機が3度くらいあったわけだが、あれは決めてもらわないと…。
MF西 4.5…決定機も決められず、ボランチではイマイチ。
FW宮澤 3.5…あれだけボールが納まらないと厳しい。せめて落下点には入れるようになってくれ。

途中交代
MF砂川 4.0…結果としては彼への交代が裏目となってしまった。サイドでチャンス作れず、消えてしまった。
FW横野 4.0…がんばっていたけどそれだけ。技術はまだまだ。
FW石井 -…出場時間が短くて採点できず。

―戦評―

あれだけ足が止まったら無理でしょう。同点どころか逆転されてもおかしくなかった。なんであんなに足が止まってしまったのか、それが一番の問題だった。とはいえ、前後半に多くあった決定機を2回3回と決めていれば、多少足が止まっても岡山を1点どまりにすることも出来たはずである。そうすれば勝利できたわけで、決定機を逃す+足が止まったのがこの結果の要因といえる。

今回に関してはやっているサッカーが悪くない、とは正直言えないのだが、それでも決定機を作れるようになっているところにはチームの進歩を感じる。あと少し何か側変われば一気に勝てそうな気もしないではないのだが…。


んがー また負けた。
今回はコンササポの友人の方たちとの観戦会。

―ダイジェスト―
前戦の反省を受けて、どのような布陣にしてくるかが注目だったが、スタメンはこんなだった。
第4節スタメン

右サイドバックに今季初スタメンの芳賀が入り、征也が1列前へ。ダニルソンは本来のボランチへ戻った。前の試合の甲府同様、湘南が3トップの布陣だったからだと思われる。

 前半1分、上里が相手をケツでぶっ飛ばしてボールを奪い、強烈なミドルシュート。彼が「フィジカルが弱い」といわれていた頃がウソのようだ。成長を感じる。このシュートで流れは札幌へ。しかし、前半7分、中盤でのハイボールを上里と、前から走って戻ってきたキリノがともにヘディングへ。お互い頭を強打する。2人とも出血、担架で外へ運ばれる。そして2人とも負傷交代。いきなり2つも交代枠を使ってしまう結果となる。というわけでこのようなメンバーになる。
第4節メイン

 精神的動揺もあったのか、2人が居なくなってからしばらくの間札幌はあまり攻撃が出来ず、湘南がペースを握るものの、決定的なチャンスは作らせない。逆に20分過ぎから再び札幌がペースを握り始め、なんども両サイドからクロスが上がる。この試合の両サイドの突破、クロスまでの動きは素晴らしいものであったが、中央の宮澤にボールが合わない。また宮澤以外の選手が中になかなか入って来ないので、シュートには結びつかない。しかし、セカンドボールを全く湘南に拾わせないので、常に札幌が主導権を握る。23分、芳賀からクライトン、そしてクライトンのクロス。飛び込んだのは西!しかし完璧なダイビングヘッドは湘南GK野澤が見事に反応して弾き出す。その後も札幌が両サイドから積極的にチャンスを作るが、しっかりと中を固める湘南DFにシュートが打てない。逆にカウンターで逆襲を食らい、38分、アジエル、阿部とつながれ田原。しかしこれはGK佐藤優也がナイスセーブ。今度は札幌の逆襲、43分にクライトンがサイドを上がってきた西嶋を使い、西嶋がマイナスのクロスを入れて宮澤のシュート、しかしゴールの上へ行ってしまう。結局押し気味で試合を進めながら0-0で前半を終える。

 後半も札幌ペースで始まる。開始直後、クライトンから右サイドを駆け上がってきた藤田へ。藤田がシュートも、また上へ。51分にはクライトンから左サイドの砂川、後ろへ戻して西嶋がクロス。これは湘南DFに当たるものの、この跳ね返りを砂川がダイレクトで中へ上げる。再びドフリーで飛び込んだのは西!しかし、またもや湘南GK野澤がスーパーセーブでゴールを割らせない。52分にはダニルソンが自ら持ち込んで「メデジンターン」から左足のミドル、しかし上へ。53分には藤田が右サイドを突破し、グラウンダーのクロス。砂川が詰めるも湘南DFが体を張って守りシュートは打てず。

 札幌は攻撃の手を緩めない。65分には砂川が左サイドでボールを受け、切り替えしてシュートも上へ。68分には宮澤が西嶋からのフィードに飛び出し、同じく飛び出してきた砂川へ、砂川は切り替えしてDFをかわし、中にグラウンダーのクロスを送るもクライトンは湘南DFにつぶされ、藤田にもわずかに合わない。
 湘南は数少ないマイボールから、カウンターで攻撃を仕掛け、トゥットがシュートを打つがゴール上へ。70分にはトゥットのスルーパスから阿部が抜け出すが、優也がすばらしい飛び出しでゴールを守る。

 しかし札幌はまだ猛攻を仕掛ける。73分には右サイドの藤田が圧倒的なスピードで突破すると、中へクロス。相手に当たるもダニルソンがミドルシュート。相手に当たってものをもう一度奪い取り再びシュート。しかし野澤がセーブ。
その後も藤田が幾度となく右サイドをすばらしいスピードで突破して質の高いクロスを上げるが、中に人が2人くらいしか居ない。

 すると、80分頃から徐々にオープンな展開となっていき、湘南もチャンスをつかみ始める。78分にはトゥットが、81分には永田がシュートを打つが、いずれも外れる。札幌はダニルソンに替えて横野を入れ、より前がかりになり、藤田、砂川、クライトンらがパスを供給するものの、中のDFにあたるなどしてしまいシュートまで持ち込めない。
 決定機をたくさん作りながら得点が入らないと、相手にビッグチャンスが行くことはサッカーの常。ロスタイムにアジエルがすばらしいスルーパスをだし、湘南MF中村が飛び出す。前がかりになっていた札幌DFはついていくことができず、優也と1対1に。今日はなんどとなく未然にピンチを防いできた佐藤優也も、さすがにこれを止めることは出来なかった。湘南が後半ロスタイムに先制する。

 結局、ワンチャンスを生かした湘南が勝利。札幌は痛い連敗となった。
スタッツはこちら

―採点(コンサ以外は目立った選手のみ。10段階評価で5.0が平均、0.5点ごと)―
先発
GK佐藤 5.5…当たっていた。大きな判断ミスもなく、失点はノーチャンスだった。
DF芳賀 5.5…無難に右サイドバックをこなした、もっと上がってくればもっと良かったが。
DFチョウ 5.0…失点シーン以外は悪いところ無し。特別よくもなかったが、相変わらず落ち着いている。
DF吉弘 5.0…普通だった。ほとんど目立たず、失点シーンのみか。
DF西嶋 4.5…攻守に良く動いたが、守備は振り切られるシーンが多かったし、クロスの精度もよくなかった。
MFダニルソン 5.5…これまでの4試合で一番良かったかもしれない。よくボールに絡んだ。相変わらずややパスが弱い。
MF上里 採点無し…出場短く採点できない。素晴らしいミドルあり。
MF西 5.5…決定的なチャンスを2度阻まれてしまったが、飛び込んできたことを評価したい
MFクライトン 5.5…相変わらずのキープ力。この諸刃の剣をどう生かせるかはチームしだいではないだろうか。
MF藤田 6.0…最初から最後までキレキレ。素晴らしい働きだった
FWキリノ 採点無し…出場短く採点できない。怪我するまで目だったとは言いがたい。

途中交代
MF砂川 5.5…前半はあまりよくなかったが、後半はとても良かった。切り返しはやはり名人芸。
FW宮澤 4.0…動き自体は悪くはなかったと思うが、周囲とかみ合わないことが多かったのでは。得点が欲しいところ。
FW横野 採点無し…出場時間短く採点できない。ガムシャラさは伝わった。

その他
湘南GK野澤 7.0…間違いなくMOM。決定的なピンチを何度も防ぐ。
湘南MF中村 6.5…起用に応えた得点、見事。
湘南MFアジエル 6.5…やはり一番怖かった。すばらしいスルーパス。

―戦評―
 課題は得点力不足である。札幌のスタッツを見てもらえばわかるが、シュート、CK共に相手より多い。いかに相手を押し込み、攻めているかの何よりの証拠である。しかし、サッカーは最終的に得点しなければ勝てないのだ。これだけ攻めて得点が4試合3点、1試合1点を下回るペースでは厳しい。

 得点力不足という意味で、一番の課題はやはりセットプレーであろう。2007年を考えてもわかるが、CK、FKから点が取れれば非常に楽になれる。4試合連続でCKを10本以上とっておきながら、CKからの得点は鳥栖戦のキリノのゴール、わずかに1。はっきり言ってこのCKの本数ならば1試合1点CKから取っていてもおかしくない数字である。やはり曽田、箕輪、中山の離脱、池内の戦力外は痛いといわざるを得ない。クライトンのキックももう少し工夫があってもいいはずである、いつも中にふんわりとしたボールしか入ってこない。
 
 もう1つは、ペナルティーエリア内に飛び込んでくる選手が少ないことである。この日札幌の大チャンスは2回、いずれも西大伍が飛び込んでヘディングしたものであるが、もっともっとこういう形が欲しい。大伍にせよ、ダニルソンにせよ、上里にせよ、あるいは砂川、藤田も、もっとPA内に飛び込んで点を取る意識が欲しいところである。今のままではいいクロスを上げても、中に居る選手が少ないので、よほどピンポイントであわせられなければ…ということになってしまう。前半なども攻めている時間の割にはシュートが少ないのである。
 
 押し込む→得点が取れない→前がかりになる→点が取れない→カウンター食らう→失点 という悪循環になってしまっている。押し込むことが出来る分だけ去年よりマシなのではあるが。この日は中2日でありながら守備も完全に安定していたのに、せっかくの良い試合内容がこの結果では浮かばれない。

なにより、一番問題なのは、結果が出ないことでチームが自信をなくしてしまうことである。いい試合をしているし、もう少し連携がかみ合ってくれば流れの中からも点が取れていくようには思える。試合の進め方自体は変えずに、ディテールの部分を修正していくことを望みたい。


―ダイジェスト―
 今回はバスツアーで甲府へ向かった。帰りにジンギスカンパーティーもある。
甲府のスタジアム、小瀬陸上競技場のゴール裏は来ない間に改修されていて、見やすくなっていた。時東ぁみが来て「なんちゃらじぇねれ~しょん」とかなんかそんな歌を歌っていたが、音響がひどくてカラオケにしか聞こえなかった。ついでにはるか遠くに居たのでメガネどころか顔もわからなかった。その後の甲府のフェアプレー宣言(子供が札幌側に向かって挨拶する)でひとしきりのほほんとしたのが一番良かった。

今回のスタメンはこちら。


4-2-3-1に戻し、ボランチだったダニルソンをサイドに置き、日本人のドイスボランチというのが注目点。そしてキックオフ。

だが、立ち上がりから全くピリッとしないコンサドーレ。
いきなりソンファンがトラップミスってシュート撃たれると、その後も全然攻めることができず。大きな展開を狙っているのはわかるのだが、まずパスのミスが多い、次にトラップのミスが多い、そしてトラップしてもすぐ奪われる。特に両サイド、ダニルソンと宮沢のところでのボールロストが多い。彼らがサイドを突破できないから、札幌は攻撃が続かないのだ。さらに短いパスが少ない。もう、いいところが一つもない。甲府はダイレクトにサイドのウィングに蹴ってきて、この処理に札幌はアタフタしていた。特に甲府の左サイドのマラニョンが、守備力では劣る札幌右サイドバックの藤田のところを徹底的にドリブルでチンチンにしていくのが目立つ。

 そんな札幌だったが、やっぱり右サイドからやられることになる。前半21分、優也のクソキックでスローインになり、そのスローインからファールで相手を倒してしまう。甲府のキッカーは大西。彼は、おそらくDFとGKの間にボールを入れようと思ったのであろう。優也もそれをわかっていた。だから彼はFKが蹴られたときにすぐに前に出たのだ。だが、小瀬の風が甲府に味方する。高く上がったボールは、風で曲がって落ち、そのままサイドネットへと吸い込まれたのだ。失点。優也が前に出たことは、結果として大きな判断ミスとなってしまった。

 ある意味アンラッキーな形で、そしてある意味それまでの内容に沿った形で、失点してしまった札幌だったが、まだ目が覚めない。相手に思うようにパスを回され、24分、右サイドのマラニョンから中央へグラウンダーのクロス。DFがみんなボールに釣られ、真ん中にぽっかりと空いていたシュートコースに、まるでシュート練習のように落ち着いてミドルを叩き込んだのはまたも大西。あまりにもあっさりと2失点してしまう。結局、少しは持ち直したものの、ほとんどいいところなく前半を0-2で折り返す。

 後半、石崎監督はさすがにどうにかしないとやばいと思ったのだろう。まずサイドハーフのダニルソンを下げ、砂川を投入、さらに、西を右サイドバックに置き、藤田を1列前に。右サイドハーフの宮沢はFWになり、クライトンがボランチに戻って4-4-2に。去年に近いような形だ。もっとも去年はクライトン上里のボランチなんてなかったけどねw

 この形にして札幌はとたんに守備が安定する。やはり右サイドバックの守備と、サイドハーフのボールロストが全ての元凶であった。藤田のかわりにサイドバックとなった西はマラニョンをある程度1対1で押さえ込むことが出来るようになり、さらに1列前に上がった藤田、そして左サイドの砂川が果敢にサイド突破を仕掛けられるようになった。前半はそもそもキリノまでボールが行くこと自体が少なかったが、宮澤が高さをある程度活かせるようになり、キリノがサイドに流れたりしてうまいことボールが回っていく。低い位置でクライトンがボールを収めることが出来るようになり、さらにそこからサイドとのワンツー、パスアンドゴーでPAの中にまでクライトンが侵入できるようになる。完全に押せ押せムード、得点のにおい。

 60分、上里のCKのこぼれ球を藤田が拾い、そのままクロス。なぜかドフリーだった西嶋が頭で合わせ、札幌が1点を返す。その後も札幌が押せ押せムードで甲府に大きなチャンスを与えない、そして札幌が主に右サイドからパスをつないで攻撃するが、甲府のGK荻が水際で防ぐ。

 しかし、70分、藤田に変え岡本を投入したところで、また札幌の流れがやや停滞してしまう。後半開始直後から70分までは、ある意味「藤田征也タイム」であった。だが、石崎監督は、その藤田に替えて岡本を投入したのだ。
 思うに、監督が考えたことは2つ。1つは、岡本の持ち味である中へのドリブルで、より甲府のDFに直接的な脅威を与えること。もう一つは、藤田をこの試合で再びサイドバックにはしたくないということである。それくらい西の右サイドバックは当たっていた。だが、結果としてはこの交代は裏目に出てしまったように感じた。岡本は消えてしまい、札幌の両サイドからの攻撃が、砂川からしか攻撃が出来なくなっていってしまった。後ろの方でボールは回せるのだが、シュートまでは持ち込めなくなっていき、前がかりになったところを逆に甲府のカウンターを食らうハメになっていった。

 結局、そのまま1-2で試合終了。札幌は痛い2敗目を喫してしまった。
スタッツはこちら

―採点(コンサ以外は目立った選手のみ。10段階評価で5.0が平均、0.5点ごと)―

先発
GK佐藤 4.0…1失点目のFKは責めても仕方ないが、その前のFKにつながったクソキックは責められてしかるべきである。
DF藤田 5.0…前半だけの出来なら3.0であった。だが後半の働きはすばらしかった。
DFチョウ 5.0…過去2戦とは違い、結構ミスがあった。藤田が簡単に突破されすぎたためにサイドに釣りだされてしまう場面が多かったのは仕方ないが。
DF吉弘 4.5…2点目、吉弘までが右サイドのボールにつられてはいけない。
DF西嶋 5.5…札幌のMOM。彼のサイドは比較的安定していた。ヘディングで今季初ゴール。おめ。
MF西 4.5…後半の右SBはよかったが、前半は非常にパスミスが多かった。
MF上里 4.5…特に前半、サイドチェンジのパスがミスになりすぎた。やるなら正確に。
MF宮澤 4.0…サイドではまるでダメだった。スピードがないからか。
MFダニルソン 3.0…全然ダメ。サイドよりボランチの方が良かった。日本の速いプレスに慣れてくれないと、実力が発揮できないであろう。
MFクライトン 4.5…ボールを保持は出来るが的確なパスは少なく。
FWキリノ 4.0…もっとスピードを落とさずにプレーできないものか。シュートほぼなしじゃ…

交代
MF砂川 5.0…ダニルソンと比べれば明らかにサイドで効いていた。
MF岡本 3.5…まったく目立たず。クロスも下手だった。
FW石井 4.5…がんばって1回突破したが、なかなかボールには絡めなかった。動きは良かったが…藤田が良かった時に出して欲しかった。


その他
甲府MF大西 8.0…あんなFKは止められるわけがなかろうw狙ってもいないだろうが。 
甲府FWマラニョン 7.5…彼のせいで札幌の作戦は無意味となりました。

―戦評―

 痛い2敗目である。開幕から3試合、全試合でスタメンが違うのだが、そろそろ基本となるシステム、選手は固まってきて欲しいところだ。とりあえずサイドにダニルソンと宮澤はない。石崎監督はいい監督であるが、この試合は監督のやり方で負けた。1つはスタメン選びが(結果的には)間違いだったこと。2つ目は交代をミスったこと。
 1つ目は、今年の札幌のチームのあり方、である。甲府は3トップで、ダイレクトにFWに蹴りこんで来るサッカーをしていた。そしてそのことは過去2戦でもわかっていた。3トップに対して擬似4バックのような藤田SBで臨むのはかなりリスキーであり、実際そこからやられて負けた。石崎さんが、「勝負に徹するため、相手の良いところを消す」ことよりも「自分たちのサッカーを貫く」ことを考えているため、このようなスタメン選びになったのだと思う。だが、それをこなすには今の札幌には荷が重すぎた。藤田は前半、得意の突破をほとんどすることなく(それはもちろん他選手のパスのミスが多かったせいでもあるのだが)、ただの「ザル守備SB」として自陣の4バックを担っていたに過ぎない。
 これが、例えば「相手のよさを消す」ために芳賀SB、藤田RMFで始まっていたのであれば、もしかしたら違う結果になっていたかもしれない。芳賀が守備でマラニョンをしっかり抑え、前の藤田の速さを活かした攻撃が出来たかもしれない。後半はそれがなされた。だからしっかりとした守備から良い攻撃につなげることが出来たのである。
 「自分たちのやり方を貫く」ことと「相手の良いところを消す」と言うことの両立は、特に今年の札幌の理想とするやり方であるならば、難しいかもしれない。だが、サポーターが見たいのは甲府戦の後半、仙台戦の前半のような、アグレッシブで攻撃が多いサッカーであることは間違いない。「相手の良さを消すメンバー」で「自分たちのやり方を貫く」のも悪くないはずである。


カズと藤田俊哉を見に行ってきたのです。
そういえば熊本には市村と河端もいたのう、と思ってスタメン見たら両方ともスタメン。しかも宇留野とか木島とか石井俊也とか、なんかそれなりに知ってる名前がいます。一方の横浜FCもカズだけじゃなく、難波と岩丸がいました。アツがいなかったのが残念。



熊本のダンマクには安西先生がいました。

試合はなかなか面白かったです。
カズさんがPKで今季初ゴール&J最年長得点を決めてくれました。
横浜FC先制。


市村からのバックパスのトラップをミスってボールを奪われ、あせって後ろからスライディングした河端がPKを与えたのです。

安西先生「まるで成長していない…」

熊本の木島&宇留野の両ウィングはなかなかよく機能していたと思いますね。フォアチェックが効いて、DFからボールをあっさり奪って木島が流し込んで熊本が同点。

横浜FCはせっかく先制したのに、大人のサッカーが出来ないというか、J2クォリティというか、とりあえず前に蹴っちゃうようなシーンが多かったですね。逆に熊本も、両サイドへボールが回って相手を押し下げてるのはいいんですが、技術面でのミスが目立ちました。んで、前半終了。

後半は完全に熊本ペースだったように思います。

始まってまもなく、宇留野がうまいこと抜け出して入れ替わって、結構難しいシュートを叩き込んで逆転。しかしあんな簡単に入れ替わられたらあかんだろ、横浜FCの誰だか知らんけど。

横浜FCは難波の動きだけが非常に良かったですね。1人で2人を相手に出来る選手でした。少なくともJ2では。動きにキレがあった。一方の熊本も木島がよかったですね。
前線でドリブルしながらボールキープできるので、周りが上がってくる時間が作れるんですね。大事なことです。

藤田さんは、あんまり目立ってなかったけど。でも、パスミスはほとんどなかったし、落ち着いたボール回し、特にリードした後はそのあたりが効いていたなとは思います。


気になったのは熊本の左サイド、韓国人の選手だったんですけど、ずーっとフリーだったんですよね。常にいい位置取りをしていて、あそこにボール来たら一気にいけそうなのになあ、と思ってもそこにボールがこない。ムダ走りさせられてちょっとかわいそうでした。ワンタッチツータッチでポンとボール出してやれば横浜FCをもっと揺さぶれたと思うんですけどね。

結局そのまま試合終了。横浜FCのサポーターからはブーイングでした。
まあ、試合としては結構面白かったですけどね。少なくとも「面白くないJ2の試合」でなくてよかったと思います。